ゴルフ好きが語る!タイガーウッズの凄さとは?

1.5年ぶりにツアー優勝!

ゴルフが好きな方で、タイガーウッズのファンの方も多いのではないでしょうか。
2018年9月23日に5年ぶりの優勝を果たし、米PGAツアー80勝目に到達しました。

単独首位からスタートし2バーディ、3ボギーの71でプレーし、通算11アンダーで5シーズンぶりの復活優勝ということで、胸を熱くした方も多いはずです。
タイガー自身も、インタビューでは泣き出しそうと発言しており、素晴らしい復活劇となったことを本人も自覚しているのかもしれません。

優勝までは紆余曲折あり、ウッズの優勝は2013年のWGCブリヂストン招待以来となります。
1996年8月27日にプロ転向して以来、わずか10か月でマスターズを含む7大会で優勝するなど数々の功績を残し、圧倒的な強さを誇示してきました。

しかしスランプに陥り、深刻な膝痛と腰痛に苦しみ、私生活も極端に乱れてしまいます。
力任せのスウィングを膝と腰に負担のない最新理論のスウィングに改造する等、努力を重ねましたが、安定せず調子を崩したと考えられていました。

その中で奇跡の復活を遂げ、多くのファンと喜びを共にしています。

2.わずか9ヶ月でゴルフを始めたタイガーウッズ

タイガーウッズがゴルフを始めたのは、わずか9か月のときと言われています。
父親アールからの手ほどきを受け、2歳の頃には南カリフォルニアでは著名な幼児ゴルファーとして注目されました。

4歳でSCJGAに加盟し、10歳以下クラスの9ホールの試合で10歳児を破っています。
8歳の頃には70台のスコアをたたき、13歳で全国規模のトーナメントに出場を果たしています。

規格外の活躍と成績で圧倒的な才能を証明してきた天才ゴルファーといっても過言ではありません。
強さに感動してファンになった方も多いはずですが、それだけでファンになったのではないと感じる方も多いはずです。

タイガーウッズの本当の意味での強さは、どん底からの復活する力があることです。
しかもそれは才能に頼るものではなく、努力の結晶であるところに感動を覚えるのではないでしょうか。

3.ウッズは勝つことへの執念が半端ではなかった

天才は究極の努力家と感じされてくるところが、一番の魅力と感じる方が多いのかもしれません。
2006年には父アールを失い、全米オープンでは予選落ちしましたが、翌月には全英オープンで優勝し、8月には全米プロも制覇しています。

また、2008年の全米オープンでは、ボロボロの膝に骨折を起こし、歩くのもやっという状態でプレーオフを戦い抜き、メジャー14勝目を果たしています。
勝つことへの執念を感じることができるのではないでしょうか。

2009年の年末には、不倫騒動から家庭崩壊を体験する等、数々のスキャンダルが勃発します。
2017年4月に4度目の腰の手術を受け、5月末には薬物の影響下での運転で逮捕されたこともあります。

そんなタイガーですが、スランプから復活することをいつも通り決してあきらめることはありません。
復帰する1年以上前から準備を行い、ファーマーズ・インシュアランス・オープンの舞台トーリーパインズGCで最高のパフォーマンスができるよう努力します。

4.才能に溺れず地道な努力を重ね優勝を掴む男、それがウッズ

トーリーパインズGCは過去7勝を挙げ、2008年全米オープンにも優勝している得意なコースですが、長期離脱していれば感覚が戦いに求められる緻密な感覚を蘇らせるのは難しいのが普通です。

タイガーは、トーリーパインズの深いラフから打ち出すため、家のチッピング練習場の一角をオーバーシードして深いラフを茂らせました。
芝の奥深くに沈んだボールを打ち出すショットの練習を積み感覚を蘇らせていきます。

このぐらいのアゲンストの風なら3ヤードプラスでよい、そんな計算が以前はできたと発言していますが、その才能は失われた今では考えながらプレイする、それは大きなチャレンジと語っています。

才能に溺れず地道な努力を重ね優勝を掴む、それが最大の凄さとなるのかもしれません。